日本画家

谷内春子 HARUKO TANIUCHI

感覚の断片をつかむこと、それは、空をつかむようなこと。
そのような不確かさとの駆け引きをするように、線を引いて、色をおく。
表すためではなく、それを、確かなものとして目の前に存在させるために。
それはまるで自然の法則を見つけること。
自然の法則に共鳴し、まるでそれに沿うように願い、絵を生み出そうとしている。
感覚の断片が集まったとき、そこには振動する空間が現れる。
その震えのなかに現れる‘景’に、静かに身を委ねたいがために、描いているのである。

個展/受賞歴
2010 京都銀行美術教育支援制度2010年度購入作品選抜
2012 第30回上野の森美術館大賞展入選
碧い石見の芸術祭 美術大学選抜日本画展(同13)
第38回京都春季創画展入選(同13,15,16,14年春季展賞受賞)
第39回創画展 入選(同13,14,15)
「ギャラリーへ行こう2012」数寄和賞受賞(数寄和/東京・滋賀)
個展(ギャラリー恵風/京都)
2013 個展(数寄和/東京・滋賀)
2014 京展入選
天若湖アートプロジェクト水の杜展(京都府南丹市)(同15年)
2015 第2回続「京都日本画新展」(同16年)
第8回清洲市はるひ絵画トリエンナーレ 入選
筍々会展(京都府立文化芸術会館/京都)
2016 琳派FOREVER新鋭選抜展(京都文化博物館/京都)NHK京都放送局長賞受賞
天若湖アートプロジェクト襖絵プロジェクトにて襖絵制作
「水と音の眺め」(世木の里とまり木/京都府南丹市)

学歴
2009 京都市立芸術大学美術学部美術科日本画専攻卒業
2011 京都市立芸術大学大学院修士課程美術研究科美術科日本画専攻修了
2015 京都市立芸術大学大学院博士(後期)課程美術研究科
絵画専攻日本画領域単位取得修了